肘・手の症状|たていし整形外科リウマチクリニック|阪急宝塚南口駅の整形外科

〒665-0004兵庫県宝塚市梅野町1番1号4階
tel0797-52-9393
WEB予約 Instagram LINE
ヘッダー画像

肘・手の症状

肘・手の症状|たていし整形外科リウマチクリニック|阪急宝塚南口駅の整形外科

症状から探す

肘・手・指

変形性肘関節症(へんけいせいひじかんせつしょう)

変形性肘関節症

変形性肘関節症は、肘関節の酷使(スポーツ、重労働)や関節内骨折などの外傷、関節炎などが原因となり発症する疾患です。肘の屈伸の動きが制限され、口に手が届かないなどの日常生活動作に支障がでます。急にある角度で肘が動かなくなり、固まった状態のことをロッキングと言います。さらに、肘内側を走行する尺骨神経が圧迫されて麻痺することがあり、環指の半分と小指の感覚が鈍くなり、手指の動きが不器用になってしまう肘部管症候群(ちゅうぶかんしょうこうぐん)を起こすこともあります。保存療法には、三角巾やシーネ・装具を用いた安静・外固定や、.消炎鎮痛剤や関節内に注射をする薬物療法、温熱療法などを用いながら筋力トレーニング・ストレッチングなどを行う理学療法などがあります。

上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん)(テニス肘)

上腕骨外側上顆炎は、中年以降のテニス愛好家に生じやすいのでテニス肘とも呼ばれています。一般的には、年齢とともに肘の腱がいたんで起こります。病態や原因については十分にはわかっていませんが、短橈側手根伸筋(たんとうそくしゅこんしんきん)という筋肉がテニスなどの過度な負担がかかることにより、炎症が生じて痛みが起こると考えられています。多くの場合安静時に痛みは少なく、物をつかんで持ち上げる動作やタオルをしぼる動作をすると、痛みが出現します。治療では、手指や手関節のストレッチを行い、消炎鎮痛剤の投与や装具療法(テニス肘用バンドなど)など保存的療法を行います。

野球肘(やきゅうひじ)

野球肘とは、繰り返しボールを投げることによって肘への負荷が過剰となることによって起こる肘の障害で、肘関節を保護している軟骨や靭帯、筋肉、腱などが損傷する病態の総称です。医学的名称は上腕骨内側上顆炎(じょうわんこつないそくじょうかえん)といいます。肘の外側で骨同士がぶつかり、骨・軟骨が剥がれたり痛んだりします。また、肘の内側では靱帯・腱・軟骨がいたみます。肘の後方でも骨・軟骨がいたみます。治療では、投球の中止が重要で、肘の安静が大切です。痛みを我慢して投球を続けていると障害が悪化することもあります。

腱鞘炎(けんしょうえん)/ばね指

腱鞘炎(けんしょうえん)は、骨と筋肉をつないでいる“腱”と腱を包む“腱鞘”と呼ばれる組織に炎症が生じる病気のことです。症状は主に動きの多い手首や指に発症します。指の付け根で屈筋腱と靱帯性腱鞘の間で炎症が起こると、“腱鞘炎”になり腱鞘の部分で腱の動きがスムーズでなくなり、指の付け根に痛み、腫れ、熱感が生じます。進行するとばね現象が生じて“ばね指”となり、さらに悪化すると指が動かない状態になります。腱鞘炎(ばね指)の治療は、局所の安静を行い、鎮痛剤や湿布などを使用します。それでも症状が強い場合には腱鞘内部にステロイド薬を注射する治療も行います。